★工藤くん(仮名)
【属性】海外大学院 理系
【ガクチカ】サークル
【内定先】外資系投資銀行・戦略コンサル・総合商社
【進路】総合商社
経営の上流部分に携わりたいと志望していた外資系投資銀行や総合商社から内定を獲得した工藤(仮名)。就職活動は「自分の24年間の人生を振り返り、次に花を咲かせる場所を考える貴重な機会だった」と前向きに振り返る。
1日平均1〜2社は本選考の面接を受け続ける月もあった。海外大学院の授業との両立も求められる中、なぜここまで前向きに就活を続けることができたのか、その軌跡をまとめた。
海外大学院に通う工藤。就職活動をはじめてまず感じたことは、海外大生の就職活動に関する情報が少なすぎることだった。国内選考はESや面接での質問内容がネットからでも多く集まるが、海外選考に関する情報は調べてもなかなか見つからない。
海外大生の就活の場として最も有名なのが11月に行われるボストンキャリアフォーラム、通称「ボスキャリ」である。工藤もボスキャリを中心に就活を進めると決めていたが、コロナの影響で近年はオンラインで開催されていたこともあり、最新情報がより集めにくくなっていた。
そんな時、たまたまTwitterでPrime.Nサロンの海外大生向けイベントの告知を見つけた。イベントでボスキャリ参加経験のある海外大出身の内定者メンターに出会えたことで、海外選考の情報を集める場としてサロンへの入会を決めた。
7月ごろからケース面接の対策を開始。人物面接の対策では過去問を参考に想定問答集を作り、自分ならどう答えるかを考えて、自己分析を深めた。アウトプットの場として、サロン生同士や内定者メンターとの模擬面接を利用。総合商社対策としてはOB訪問を行い、事業内容の理解を深めた。
ボスキャリ直前の10月、工藤のスケジュールはぎっしりと詰まっていた。選考対策に加え、1日平均1〜2社は面接を受けていた。応募する企業数が多い分、不合格の通知をもらうこともあった。しかし「こんなに多くの企業を受けていたら落ちる企業もある」とマインドセットだった彼は落ち込まずに前を見続けた。
「今までの人生が上手くいっているほど、挫折経験でダメージを負いやすい。自分を過去に否定された経験があったから、否定される企業もあることを想定できていた」と工藤は語る。大学受験で浪人したことのある彼にとって、自分を否定されることは初めてではなかった。自分とは合わずに落ちる企業もあるが、志望業界にも複数社あるのだからレベルが伴ってさえいたら、どこかに受かることはできるだろうと考えていた。
当日から逆算して万全の準備を行い臨んだ工藤は、ボスキャリ選考で志望していた外銀・戦略コンサル・総合商社から内定をつかみ取った。事業にどれだけの近さで関わることができるのかという視点で、潤沢な経営資源があり、事業の主体者であることができる総合商社を次に花を咲かせる場所として選んだ。
「内定報告をした際、メンターの人々が自分ごとのように喜んでくれて驚いた。内定者メンターやSpecial Partner赤倉氏のように、他の人の幸せを喜べる人、自分がいることによって周りの人に良い影響が与えられる人になりたい。」様々なことに前向きに取り組んできた工藤は、すでにこれからの挑戦を見据えている。
24卒のサロン生の中には、工藤をきっかけにボスキャリへの参加を決断した人やボスキャリ対策を本格的に始められた人がいる。就職活動中も周りに良い影響を与えてくれた彼ならば、社会に出てさらに大きな影響を与えてくれるに違いない。
Prime.N Salon では、就職活動を本気で取り組む学生に向けたオンラインサロンを運営しています。オンラインサロンでは、1対1のメンター制を基本にして、ESの添削や、面接練習、総合商社や総合デベロッパー社員にお話を聞く集団模擬面接イベントなどを行っています。
Prime.N Salon は本気で就職活動に取り組むことで、「就職活動」にも「その後の働く未来」も楽しもうとする学生の参加をお待ちしています!
Comments